レ・キャビノティエ
レ・ロワヨーム・アクアティック (水の王国)
ほとんど実態が明らかにされていない、謎の生命に満ちた海。海は昔から芸術家にとって、魅力溢れるインスピレーションの宝庫です。 神秘に満ち溢れた深海へ捧げる「レ・キャビノティエ・レ・ロワヨーム・アクアティック(水の王国)」。
7つの海と神話に敬意を表した作品をご紹介します。
メティエ・ダール
水の王国の奥深くへ
時計製造における革新の原動力となった航海の歴史に敬意を表する作品群。海にまつわる神話と生き物をテーマとし、豊かな物語と堂々たる機構を融合しています。 その例となる「フライング・ダッチマン(さまよえるオランダ人)」は471個の部品で構成される手巻きグランドコンプリケーション・キャリバーを搭載。「タツノオトシゴ」は超薄型自動巻きトゥールビヨンを備えています。


装飾芸術
幾重にも重なる職人技
高度な技術を要する装飾芸術の自社で継承していることは、ヴァシュロン・コンスタンタンの誇りです。サヴォアフェールは世代から世代へと受け継がれ、手作業によるエングレービング、ギヨシェ彫り、エナメル装飾、ジェムセッティングが機械式の美しい彫刻作品の中で調和するよう施されます。
海の荘厳さに敬意を表して
海の神話と卓越した技術の出会い
「レ・ロワヨーム・アクアティック(水の王国)」は、科学的探査と神話の両面に海が果たしてきた大きな役割に敬意を表し、高度な技術を駆使したムーブメントと壮麗なエナメル装飾を取り入れています。ミニット・リピーターとトゥールビヨンを備え、471個の部品で構成された「フライング・ダッチマン(さまよえるオランダ人)」のキャリバー2755 TMRは、まさにオランダ黄金時代の航海士たちにふさわしい作品です。一方、超薄型の自動巻きキャリバー2160は、エレガンスと快適性に加えて、驚異的な80時間のパワーリザーブを備えています。




フォーカス
海の世界とその神話に敬意を表して。

17世紀を起源とする海の神話に着想を得た「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン - フライング・ダッチマン(さまよえるオランダ人)- 」。 このユニークピースの文字盤には、嵐の中で波の間を突き進む幽霊船が驚くほど写実的に描かれています。 荒れ狂う海と押し寄せる波、そして満月の夜空を切り裂くように走る稲妻が、この船のドラマチックな姿を際立たせています。

約2億年前に現れたとされるウミガメは、海の象徴であるとともに、地球上で生物がゆっくりと進化してきたことを思い出させてくれる存在でもあります。 2022年、ヴァシュロン・コンスタンタンがユニークピース「レ・キャビノティエ」のテーマに選んだ「レ・ロワヨーム・アクアティック(水の王国)」で、この特別な生き物がインスピレーションの源となるのは必然でした。 体重約100キロ、1メートルを超える甲羅を持つ絶滅危惧種の草食動物・アオウミガメが選ばれ、文字盤に魅力を吹き込んでいます。 ウミガメは海草と珊瑚で彩られた海の中を、滑るように優美に泳いでいます。

2022年のユニークピース「レ・キャビノティエ」が写実的テーマに選んだ「レ・ロワヨーム・アクアティック(水の王国)」の中でも、タツノオトシゴは特別な存在です。 昆虫のような外骨格と、サルのように物を掴むことのできる尾を持つこの神秘的な生き物は、頭部と馬のような口を前に向けて垂直にしか泳ぎません。 海藻やポシドニアの茂る海底が、彼らの自然の棲み処。「レ・キャビノティエ・トゥールビヨン・ジュエリー − タツノオトシゴ −」の文字盤には、まさにその光景が再現されています。
唯一無二の偉業