レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)
創業者の1人であるフランソワ・コンスタンタンの旅の足跡をたどり、職人技と機械芸術を融合した「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」を通して、世界中の驚嘆すべきものを巡る時計製造の旅へと誘います。
「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」 旅の物語り
「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」コレクションが世界を探求するように、ヴァシュロン・コンスタンタンの職人や時計師たちもまた、美の可能性を大胆に追求し、実験を重ねてきました。その挑戦は、オンデマンド式ミニット・リピーターとトゥールビヨン脱進機を備え、471もの部品で構成される強力なムーブメント、キャリバー2755 TMRにおいて結実しています。サファイアクリスタルのケースバック越しに覗くパワーリザーブ表示もまた、技術と美意識の融合を象徴しています。
永遠の美を生み出す設計者
彫金師は、金属の表面にわずか数ミリメートルの深さで質感や象徴的なモチーフを刻み、さらにシャンルヴェ・エナメルのための溝を掘り出すという極めて重要な役割を担います。焼成の過程でほんの小さなミスさえも露わになるため、この手仕事にはいかなる妥協も許されません。
仕上げと機能の融合
華麗なエングレービングが施された手巻きキャリバー2755 TMRは、トゥールビヨン調速装置がもたらす高精度の計時と、時計史上最も繊細な複雑機構の一つであるオンデマンド・ストライキング機構が奏でる音楽的魅力を兼ね備えています。「レ・キャビノティエ」のキャリバーのいずれも、精緻を極めたメカニズムと、卓越した手仕上げによる細部の美が融合しています。
「レ・キャビノティエ - レシ・ドゥ・ヴォヤージュ」が誘う、驚嘆に満ちた世界旅行
ヴァシュロン・コンスタンタンが繰り広げる人類の冒険は、装飾技法に魂を与えてきました。この物語りをさらに豊かに彩るのが、「レ・キャビノティエ - レシ・ドゥ・ヴォヤージュ - (旅の見聞録)」です。メゾンの発展の歴史に刻まれた土地へ、時計を通じて誘う空想の旅です。 コレクションを構成する唯一無二のタイムピースは、メゾンが訪れたさまざまな大陸の芸術と文化を想起させます。 19世紀初頭に世界へと開かれたその扉の先には、中国もありました。
何世紀にもわたり、憧憬の地であったアジア。この地を訪れた芸術家の多くは、寺院や宮廷の伝統的な建築を描いた作品を残しています。なかでも、カンボジアのアンコール・トム、北京の孔子廟、そしてかつての清王朝が夏の離宮とした円明園は、19世紀に多くの芸術家が題材とし、ユニークピース「レ・キャビノティエ - メモラブル プレイセズ(忘れがたい場所)」のモデルとなっています。 これらのタイムピースは、ジュネーブの地から長きにわたり紡いできた、ヴァシュロン・コンスタンタンとアジアとの深い絆に敬意を表した作品です。
ヨーロッパはヴァシュロン・コンスタンタンに豊かな実りをもたらしました。 創業者の子孫の代にはフランスとイタリアが主要な市場となり、ジェノヴァやリヴォルノなどの港では、商船隊との緊密な関係が築かれていきます。 19世紀初頭から、メゾンは徐々にヨーロッパの主要な国々へと販路を広げ、1850年には既にヨーロッパ大陸の全土でメゾンの時計が販売されるようになりました。 この拡大の舵取り役となったのがフランソワ・コンスタンタンです。 「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ (旅の見聞録)」はこの偉業に光を当て、ユニークピース「レ・キャビノティエ・マルタ・トゥールビヨン - オスマン様式への賛辞 -」が製作されました。
ヴァシュロン・コンスタンタンは1832年には早くもニューヨークに代理店を設立し、いち早くアメリカを主要市場として位置付けていました。 メゾンの時計は、フィラデルフィアやニューオーリンズなどの発展著しい都市で瞬く間に成功を収めます。 アメリカ市場のために特別に製作されたクッション型の「アメリカン 1921」は、アメリカに新風をもたらした「狂騒の20年代」の高揚感を今に伝えます。
ヴァシュロン・コンスタンタンと中東の関係は、1817年にトルコから始まりました。 市場との地理的な近さ、そして歴史を通じて育まれた商業交流の深さにより、数多くの卓越した作品の系譜が生まれています。「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン - アラベスク様式への賛辞 -」は、尖頭アーチやドーム、マシュラビーヤといったイスラム建築の豊かな意匠に敬意を捧げています。 その装飾モチーフは、アラベスクやフローラル模様が随所に配されたアブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクに着想を得ています。