キャビノティエ
レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)
メゾンは創業者の足跡をたどり、職人技と機械芸術を表現手段として採用した「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」は、世界中の驚嘆すべきものを辿りながら発見の旅に誘います。
発見の旅
「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」 の秘密を探る
「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)」コレクションが世界を探求するように、ヴァシュロン・コンスタンタンの職人や時計師たちは美の分野で大胆な実験を重ね、471個の部品からなるキャリバー2755 TMRのような力強いムーブメントと組み合わせました。任意で選択できるミニット・リピーターとトゥールビヨン脱進機を搭載し、サファイアクリスタルのケースバックから見えるパワーリザーブ表示も備えています。


メタルワークを称えて
永遠の美を生み出す設計者
彫金師は、質感や象徴的なモチーフをわずかに数ミリメートルの深さで金属表面に表現したり、シャンルヴェ・エナメルのための溝を刻むという重要な役割を担っています。それはどんなに小さなミスも焼成時に露呈してしまう、手作業でしかなしえない厳しい作業です。
象徴的な幾何学模様
仕上げと機能の融合
華麗なエングレービングが施された手巻きキャリバー2755 TMRは、精確な計時を可能にするトゥールビヨン調速装置と、美しい音色で時を告げるストライク機構を組み合わせています。任意で起動できるこの機構は、最も繊細な複雑機構のひとつです。「レ・キャビノティエ」のすべてのキャリバーは高精度の機構を備えるとともに、ディテールに卓越した手作業の仕上げが施されています。






フォーカス
「レ・キャビノティエ - レシ・ドゥ・ヴォヤージュ」が誘う、驚嘆に満ちた世界旅行

ヴァシュロン・コンスタンタンが繰り広げる人類の冒険は、工芸に実体を与えています。この取り組みを一層豊かなものにする「レ・キャビノティエ - レシ・ドゥ・ヴォヤージュ - 」は、 時計を通じた空想旅行。メゾンの発展の歴史に刻まれたさまざまな場所を巡ります。 コレクションを構成する唯一無二のタイムピースは、メゾンが訪れたさまざまな大陸の芸術と文化を想起させます。 メゾンは19世紀初頭に世界への扉を開き、中国もそのひとつでした。

何世紀にもわたり、憧憬の地であったアジア。この地を訪れた芸術家の多くは、寺院や宮廷の伝統建築を描いた作品を残しています。 その中でも、カンボジアのアンコール・トム、北京の孔子廟、そしてかつての清王朝が夏の離宮とした円明園は19世紀に多くの芸術家が題材とし、ユニークピース「レ・キャビノティエ - メモラブル プレイセズ(忘れがたい場所)」のモデルにもなっています。 これらのタイムピースは、ヴァシュロン・コンスタンタンが世紀を超えて紡いできたジュネーブとアジアの絆に敬意を表する作品です。

ヨーロッパはヴァシュロン・コンスタンタンに豊かな実りをもたらしました。 創業者の子孫の代にはフランスとイタリアが主要な市場となり、ジェノヴァやリヴォルノなどの港で商船隊との緊密な関係を築くことができました。 19世紀初頭から、メゾンは徐々にヨーロッパの主要な国々へと販路を拡大し、1850年には既にヨーロッパ大陸の全土でメゾンの時計が販売されるようになっていました。 この拡大の設計図を描いたのが、フランソワ・コンスタンタンです。 「レシ・ドゥ・ヴォヤージュ」はこの偉業に光を当て、ユニークピース「レ・キャビノティエ・マルタ・トゥールビヨン - オスマン様式への賛辞 -」が製作されました。

1832年には早くもニューヨークに代理店を設立し、ヴァシュロン・コンスタンタンはいち早くアメリカを主要市場として見出します。 メゾンの時計は、フィラデルフィアやニューオーリンズなどの発展著しい都市でたちまち成功を収めました。 クッション型の「アメリカン 1921」はアメリカ向けに特別製作されたモデルで、アメリカに新風を吹き込んだ「狂騒の20年代」の高揚感を物語っています。

ヴァシュロン・コンスタンタンと中東の関係は1817年にトルコで始まりました。 市場との地理的な近さ、また歴史に根差した商業関係の深さにより、数多くの卓越した作品の系譜が生まれています。 「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・トゥールビヨン - アラベスク様式への賛辞 -」のデザインは、尖頭のアーチやドーム、マシュラビーヤといったイスラム建築の豊かな意匠に敬意を表しています。 装飾のモチーフは、アラベスクやフローラル模様が随所に配されたアブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクに着想を得ています。
レ・キャビノティエ、唯一無二の偉業