企業の社会的責任

人材と地域社会

世代を超えて唯一無二の技術を守り伝承するという長きにわたる伝統と、クラフトマンシップへのこだわりを現代に受け継ぐヴァシュロン・コンスタンタンは、メゾンにおける人材雇用を強化するとともに、若い人材が職業参加する環境づくりへの支援を行っています。

実習プログラム

ヴァシュロン・コンスタンタンの実習育成プログラムは、毎年数名の若き時計師に、高度で専門的な育成過程を提供するもので、初めての就業体験を通じて確かな技術的バックグラウンドを身に付けることができます。また、ジュネーブにある時計学校(Ecole des Métiers et Artisans de Haute Horlogerie)と緊密に連携を図って、若き職人の育成をサポートしています。

卓越した技術を習得する研修プログラム

雇用に直結する卓越した技術を習得する研修プログラム」と銘打たれた実習プログラムを通じて、ミラノのコローニ手工芸財団は、高度なクラフトマンシップを要する分野での活躍を目指す若い人材の育成と、就職先の紹介を積極的にサポートしています。ヴァシュロン・コンスタンタンは、当財団が推進し成果を上げているこの取り組みのアプローチに賛同し、2021年には才能ある若き職人たちを採用しました。

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職業参加

2020年、ヴァシュロン・コンスタンタンは、職業参加を促進するというメゾンの信念を実現する支援策の強化を決定しました。

その実現のため、ヴァシュロン・コンスタンタンは、スイスを拠点とするNGOとの間で、社会的に脆弱な立場にある人々の職業参加を推進する慈善活動に関する長期パートナーシップを締結しました。メゾンは、職業参加の必要性が特に高い、学校を退学した10代の若者や成人に対して、個別のコーチングプログラムを提供したり、インターンシップを提供する企業のネットワークを構築したりすることを通じて貢献を行っています。

さらに、2020年12月以降、困窮した人々に対する食糧支援を行っている地元の団体へ、温かい昼食を毎月届ける活動を実施しています。

公正な労働環境

平等、多様性、インクルーシブな組織を実現するというコミットメントは、メゾンの価値観と不可分なものであり、2020年にヴァシュロン・コンスタンタンは、グループ内のメゾンとして初めて、男女同一賃金を証明するEQUAL-SALARY certificationを獲得し、そのコミットメントを果たしました。イノベーションや創造性を育み、事業としての成功や持続性を確固たるものにするには、分かち合いと相互の信頼を基盤とした公正な労働環境づくりが不可欠です。

調達

美しい高級腕時計を生み出すことへのあくなき探求の中で、ヴァシュロン・コンスタンタンは、最高水準のデザイン、コンプリケーション、クラフトマンシップでお客様を魅了することを目指しています。その一方で、メゾンは貴金属に関する最も厳格な調達基準も採用しています。

責任ある宝飾品業のための協議会

ヴァシュロン・コンスタンタンは、倫理的責任、人権、社会的慣行や環境面での慣行を、透明性のある責任感を持った方法で推進し、メゾンのバリューチェーン全体でこれらの取り組みを促進することを約束します。ヴァシュロン・コンスタンタンは責任ある宝飾品業のための協議会(RJC)に参加しており、2010年8月に会員となり、2012年には認証を取得しています。これは、メゾンのコミットメントの証しとなっています。RJCは、宝飾品や腕時計の業界において、鉱山から小売りにいたるサプライチェーンの標準化を図る世界有数の組織です。

ヴァシュロン・コンスタンタンは、RJCの行動規範(COP)の認証を取得済みです。行動規範では、ビジネス上の倫理の遵守や、ダイヤモンド、金、プラチナといった種類の貴金属に関する責任あるサプライチェーンの構築が重視されています。行動規範では、人権、労働者の権利、環境負荷、製品の開示といった内容についてとりわけ重点的に規定しています。

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持続可能なサプライチェーン

メゾンのすべてのサプライヤーは、一般要求事項、責任あるサプライチェーン、労働慣行および人権、環境、持続可能な製品開発、適用とコンプライアンスを網羅する、39の原則から成るグループサプライヤーの行動規範にサインすることが求められます。

金のサプライチェーン

メゾンはサプライヤーに対し、人権および労働者の権利を尊重し、環境保全を意識した方法で金の供給が行われている旨を確約するよう求めます。

メゾンは、この点に関してサプライヤーや精製業者と協力してサプライチェーンの管理を改善するとともに、責任ある宝飾品業のための協議会と協力して、金のサプライチェーンの改善を継続的に支援しています。メゾンへ金を供給するサプライヤーは、RJCのCOC認証を取得しています。

 

キンバリー・プロセス証明制度

メゾンが使用するすべてのダイヤモンドは、キンバリー・プロセスに基づく、ワールド・ダイヤモンド・カウンシルのシステム・オブ・ワランティを採用するサプライヤーから購入されます。これは、国連決議を遵守し、紛争への資金提供に関与していない合法的な調達先からダイヤモンドが購入されたことを証明する制度です。

キンバリー・プロセスは、紛争ダイヤモンドの流通を食い止めることを目的として、政府、世界のダイヤモンド業界、そして市民組織が一丸となった取り組みです。キンバリー・プロセス証明制度では、各参加国は、合法的な取引チャンネルから紛争ダイヤモンドを排除することが求められています。

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ワシントン条約

レザー製ストラップの調達に関して、ヴァシュロン・コンスタンタンおよびサプライヤーは、ワシントン条約(CITES)を遵守しています。

ワシントン条約は、一定の種類の動植物が国際的な取引によって絶滅の危機に瀕することを防ぐ、政府間の国際的な合意です。

ヴァシュロン・コンスタンタンでは、ミシシッピアリゲーター素材のレザーストラップが、ワシントン条約の対象となります。

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環境

責任ある資源活用もまた、メゾンのバリューチェーンの確固たる柱となっています。

再生可能エネルギー

スイスにあるメゾンの工房および本社で使用する電力は、再生可能エネルギーですべてまかなわれています。

ジュネーブにあるメゾンの建物の屋上部分には、2,000平方メートルのソーラーパネルが設置され、2020年には200メガワット時を超える、2015年の設置以後の累計では1,500メガワット時を超える発電を行いました。2018年、ヴァシュロン・コンスタンタンは、この装置が評価されたことでスイス太陽光発電賞を受賞しました。

生物多様性の保全

スイスの北西部に位置するジュラ山の雄大な自然保護区内であるジュー渓谷に建つメゾンの施設は、2019年に「フォンダシオン・ナチュール・エ・エコノミ」認証を受けています。これは、丹念に設計された周辺環境の整備が、生物多様性の促進と保全に寄与していることが認められたものです。

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CO2排出

ヴァシュロン・コンスタンタンの事業活動における環境負荷を低減する継続的な取り組みに加えて、メゾンの工房、ブティック、関連企業や、航空機、鉄道、車を利用した出張によって発生する二酸化炭素の排出量をオフセットする活動も行っています。

カーボンオフセットのためのCO2排出権購入を通じて、メゾンは2008年以降、環境保護に責任を持って取り組むプロジェクトの資金調達を支援してきました。

詳細は、Richemont.comをご覧ください。

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