ヴァシュロン・コンスタンタンの時計をお持ちのお客様は、お持ちの時計に関して、その使用方法やメンテナンスについて質問があることがあります。そのような質問は我々にとっても重要な内容であるため、よくある質問を厳選して確認できるようにしました。
真正品であること
お客様が所有する時計を、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にお持ちいただき、そこからジュネーブにあるヴァシュロン・コンスタンタンのマニュファクチュールに送ります。またはお客様をサポートするコンシェルジュサービスをご利用いただくことをお勧めしています。この証明書には、お客様の時計の技術面およびデザイン面の特徴、およびその製造年を記載しています。この文書は、ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ部門の専門家がお客様の時計を実際に検査した後でのみ発行されます。
メンテナンス
お客様のヴァシュロン・コンスタンタン ウォッチは、長期間に渡って傑出した計時性能を提供するように設計されています。お客様の時計を調整するには、各モデルに付属している取扱説明書をご覧いただくことを強く推奨いたします。さらに、「機能の調整」サービスをヴァシュロン・コンスタンタン ブティックで無料でご提供しています。コレクターピンが付属したカレンダー ウォッチの場合、内部部品に負荷がかかったり、機構にダメージを与えないように午後9時から午前3時の間に手動で調整しないようにしてください。午後6時に時計を調整することによって、時刻の修正を行う前にリスクなくすべてのカレンダーの修正を行うことができます。
この場合、診断のためヴァシュロン・コンスタンタン ブティックにご来店いただく必要があります。次の2つのオプションをご利用いただけます:
- 時計の進み具合が速い場合、これは磁気の影響を受けている可能性があります。この場合、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックにご来店いただき、時計の磁気を消去し、時刻をリセットする必要があります。
- この操作で問題が解決しない場合、お客様の時計には調整および追加のサービスが必要となります。
磁場は、ハンドバッグの開閉装置やラウドスピーカーの磁石などの永久磁石から発生するものと、電流から発生するものがあります。磁場は、一時的または永続的に時計の機能に影響を与える可能性があります。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティックは、お客様の時計が磁気を帯びているかどうかを確認し、必要であれば磁気を取り除くことができる装置を備えています。
磁場の影響を避ける最適な方法は、タイムピースを磁気の発生源にできるだけ近づけないことです。タイムピースと磁気の発生源の距離が離れるほど、磁場の強さは弱くなります。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティックには、時計が磁気を帯びているかどうかを確認できる装置があります。必要に応じて、磁気抜きを行うこともできます。
まず、お客様の時計の取扱説明書をご覧ください。お客様の時計がそれでも正常に機能しない場合、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックにご来店いただくか、「ヴァシュロン・コンスタンタンの時計修理」セクションをご覧ください。
お客様のヴァシュロン・コンスタンタン ウォッチは、希少で貴重なタイムピースです。これには、定期的なクリーニングおよび注油を必要とする機械部品が含まれています。これは、手巻時計または自動巻時計の場合には3~5年ごとに、クォーツ時計の場合は6~7年ごとに行う必要があります。これによって、早すぎる摩耗を防止し、長期に渡ってご使用いただけるようになります。つまり、可能な限りのメンテナンスを行うことが重要なのです。この時、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計職人がムーブメント全体にごくわずかな量の潤滑油を塗りこみます。
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計は、適切に動作するために定期的なメンテナンスを必要とします。これには、摩擦による部品の摩耗を最小限にし、機構を長持ちさせるためのクリーニング、調整、潤滑油の再塗布が含まれます。そのため、ヴァシュロン・コンスタンタンでは手巻時計または自動巻時計の場合には3~5年ごとに、クォーツ時計の場合は6~7年ごとに「コンプリートサービス」をお受けいただくことをお勧めしています。時計にコンプリケーションや数多くの部品が含まれている場合は、ヴァシュロン・コンスタンタンの専門時計職人によるメンテナンスサービスをさらに頻繁にお受けいただく必要があることをご了承ください。
バッテリーを交換するには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。このサービスは、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックで承っております。
ガラス内部に結露が発生した場合は、できる限り速やかにお客様の時計をヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にお持ちください。湿気が時計内部に侵入している場合、時計の内部部品を劣化させる恐れがあります。
ヴァシュロン・コンスタンタンでは、お客様の時計に水分や湿気が侵入し、時計本体にダメージを与えないように、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にて定期的に(1~2年ごとに)防水機能をチェックしていただくことをお勧めしています。防水機能検査は、サービスセンターを併設したヴァシュロン・コンスタンタン ブティックで無料で承っております。時計の防水機能は永久に保証されるものではないことにご注意ください:
-防水パッキンは、自然な経年劣化、気温変化、よく使われる製品への接触(化粧品、溶剤)によって、本来の機能性が変化してしまうことがあります。
-防水機能を備えたアンティーク ウォッチは、経年劣化、身に付けることによる自然な摩耗、さまざまなもので擦り減ることによって、保証されていた防水性に必要な機能性がすべて失われていることがあります。これらは、その状態に応じで使用することが重要です。
-内部部品に湿気が侵入することを防ぐためには、時刻や時計の機能を設定した後に、必ずリュウズやプッシュボタンをケースにしっかりと押し込んでおくことが必要です。
-ねじ込み式のリュウズやプッシュボタンを備えたモデルの場合は、それらがケースにしっかりとねじ込まれた状態でのみ、記載された防水機能を発揮します。
-“ミニットリピーター”モデルなどの特別なタイムピースは、デザイン上の問題から防水機能を備えていません。
-リュウズまたはプッシュボタンを水中で操作した場合は、防水性は保証されません。
ヴァシュロン・コンスタンタンの熟練時計職人が、お客様のタイムピースの防水機能をチェックいたします。一部のブティックでは、その場でこの点検を行えます。その他のブティックでは、検査をするためにお客様のタイムピースをサービスセンターに送付する場合があります。防水機能が低下している場合、メゾンの技術者は防水機能を回復を提案させていただきます。
時計の防水機能は、永久に保証されるものではありません。防水パッキンは自然に摩耗し、気温変化や頻繁に使用される製品(化粧品、溶剤)との接触によっても変質します。これにより本来の機能性が変化し、時計の防水機能に影響を与えます。夏の始まりや水中でのアクティビティの前にタイムピースを点検することをお勧めします。
ヴィンテージタイムピースは、経年劣化により、防水性を保証するために必要な特性が永続的に失われている場合があります。身に付けることによる自然摩耗の他に、様々な接触によって擦り減ることなどが原因に挙げられます。
ミニット・リピーター ウォッチなど、ヴァシュロン・コンスタンタンのモデルの中には、防水機能を備えた構造でないモデルがあることにご注意ください。
外観
エングレービングは、ケースバックに十分なスペースがあるモデルのほとんどに入れることができます。このサービスは、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店で新しい時計をご購入いただいた時に承ります。また、詳細についてはカスタマーサービスでもご案内しております。
レザーストラップはいつでも交換できます。ご希望の色によって、コレクションからストラップをお選びいただくか、ストラップをカスタマイズしていただくことができます。
レザーは繊細な天然素材です。見た目の美しさを維持し、長持ちさせるために、水や溶剤、オイル、化粧品などの製品に触れないようにすることをお勧めしています。汗や直射日光に長時間晒されると、レザーの一部が変質したり、耐久性に悪い影響がでることがあります。レザーストラップは、使用頻度によって2~3年ごとに交換することをお勧めしています。ただし、劣化のサインに気づいたら速やかに交換してください。疑問がある場合には、ご遠慮なくブティックにご連絡ください。
ほとんどのモデルで、延長用のコマをご利用いただけます。コマを追加または詰めるには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。
コマを交換するには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。
お客様の時計のストラップの交換またはブレスレットの交換/クリーニングするには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。
お客様の時計のバックルまたはクラスプはほとんどの場合交換できます。これを行うには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。
はい。お客様の時計のブレスレットまたは時計本体をポリッシングするには、ヴァシュロン・コンスタンタン ブティックまたは正規取扱店にご来店ください。
ポリッシングは機械的な研磨が必要なため、製品の表面の金属が多少削り取られ、厚さが減ります。ポリッシングを数回行うと、部品のフォルムは丸みを帯び、角が少し取れ、オリジナルのシャープさがなくなります。このサービスを何回もご利用いただくことはお勧めしません。そのかわり、艶出し(ヴァシュロン・コンスタンタンのコンプリートサービスに含まれます)をお勧めします。“軽い表面ポリッシュ仕上げ”は微細な傷には極めて有効ですが、深いへこみや傷を改善することはできません。しかし輝きを与えつつ、製品のフォルムやサイズを維持します。
4Cとは、cut(カット)、clarity(クラリティ)、carat(カラット)、 color(カラー)を表しています。
すべてのダイヤモンドは最高基準を満たすよう細心の注意を払って選ばれており、 すべてジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ(GIA)で認定された0.2カラット以上のものです。
サービス
商品の修理および修復サービスを行っています。時計職人/ジュエリー職人が時計の現物を点検し、サービスを行う前に、お客様の承認を頂けるよう修理の見積もりを発行します。
パーペチュアルカレンダー モデルなどの時計の場合、機能の調整はブティックで承ります。この操作は、時計が停止してしまった場合やカレンダーの日付がずれてしまった場合に必要になります。
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計には、購入日から2年間の保証が付いています。
もちろんです。お客様のヴァシュロン・コンスタンタンの時計に対して、ヴァシュロン・コンスタンタンのサービスセンターや正規取扱店で修理やコンプリートサービスを行った場合、その実施日から2年間の保証が付属します。これには、実施したすべてのサービスおよび交換された部品が含まれます。
ヴァシュロン・コンスタンタンのコンシェルジュサービスは、公式Webサイトで年中無休でご利用いただけます。もちろん、ブティックや正規取扱店を通じてお問い合わせいただくこともできます。
それはとても良いお考えだと思います。特別なタイムピースを確認したい場合には、来店のご予約をしていただくことをお勧めいたします。ご来店の予約を行うには、直接ブティックにご連絡いただくか、コンシェルジュサービスをご利用ください。
これは、日常的に時計をどのように使用しているかによって異なります。ただし、お客様の時計がコンプリケーション モデルの場合は正規サービスセンターで3~4年ごとに、機械式モデル(自動巻もしくは手巻)の場合は4~5年ごとに、クォーツ モデルの場合は6~7年ごとにサービスをお受けになることを強く推奨いたします。
正規サービスセンターで行われた作業のみが、保証の対象となります。そのため、時計を修理する場合には、ブティックもしくは正規取扱店にお問い合わせいただくようお願いしております。もしくはご希望の場合には、詳細についてコンシェルジュサービスにお問い合わせいただくこともできます。詳細については、「時計の修理」セクションをご覧ください。
サービスの流れについてお知りになりたい場合は、「コンプリートサービス」セクションをご覧ください。
ヴァシュロン・コンスタンタンが提供するすべてのサービス料金についてお知りになりたい場合は、「サービスと料金」セクションをご覧ください。
サービスがローカルで行われている場合は、3日以内にご提示できます。ヴィンテージウォッチやグランドコンプリケーションの場合は、サービスはジュネーブで行われるため、ご提示までの期間はサービスセンターによって決められます。
同じサービスであってもその内容はそれぞれの時計によって異なるため、修理にかかる期間のご提示は実際に時計を検査してからになります。ヴァシュロン・コンスタンタンの現行コレクションの時計であれば、4週間以内を目安にしてください。それ以外の時計の場合には、サービスセンターからのお知らせをお待ちください。
ご自分の修理状況を確認するには、お客様の時計を登録したブティックまたは正規取扱店にお問い合わせください。
お客様の作品は細心の注意を払って、正確に製作されていますが、ダイヤモンドが取れてしまった場合は最寄りのブティックにご来店ください。もしくは、コンシェルジュにご相談ください(0120-63-1755)。