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天然資源

責任ある資源の管理

ヴァシュロン・コンスタンタンは、持続可能な調達に尽力しており、製品を構成する資源や素材が可能な限り効率的に管理しています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの高級時計製造における倫理的な原材料調達を象徴する、イエローゴールドの製造環境

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金属合金、ゴールド、ダイヤモンド、プラチナ、エナメル... 素材は、その技術的な特性や美的な魅力によって、ヴァシュロン・コンスタンタンのクリエーションの中心に位置します。時には希少な資源やプレシャス素材を使用することもあるので、メゾンとして、そうした素材を慎重かつ大切に使用することを義務付けています。

私たちは、厳格な基準を遵守する長年にわたり取引を行ってきたサプライヤーやパートナーとエコシステムを構築し、事業を展開しています。

私たちの選択は、調達から社内プロセスに至るまで、気候や自然生態系への影響を最小限に抑えながら、人間の活動にはプラスの影響を与えるというひとつの目標を念頭に置いて長期的な視点で行われています。

ラグジュアリーなダイヤモンドウォッチの文字盤に追加されるダイヤモンド

より高いトレーサビリティを確保した、環境と人権に妥協しない調達

 

ゴールドやダイヤモンドといったプレシャス素材の採掘は、採掘地だけでなく周辺地域の生態系にも影響を及ぼします。こうした影響を最小限に抑えるため、ヴァシュロン・コンスタンタンは、リサイクルされたプレシャス素材をかなりの割合で使用するとともに、リシュモングループのガイドラインに沿った最も厳しい要件も遵守しています。

ヴァシュロン・コンスタンタンは、2010年から責任ある宝飾品業のための協議会(RJC - リンク)に参加し、2012年にはその行動規範(COP)の認証を取得しています。このCOP認証は、ダイヤモンド、カラーストーン、ゴールド、シルバー、プラチナグループ金属の職業倫理に適った責任あるサプライチェーンの観点から、メゾンの慣行に適用され、これを優れたものであると認めています。

ヴァシュロン・コンスタンタンのサプライチェーンポリシーは、OECDデューデリジェンスガイダンスの5つのステップに従っています。

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現在、メゾンが購入するゴールドの95%以上が、責任ある宝飾品業のための協議会(RJC)によるCOPおよびCOCの認証を受けたサプライヤーから供給されています。こうしたゴールドは、ゴールドのスクラップやゴールドを含む古い製品からのもので、私たちが地金(インゴット)を買い入れることはありません。

ヴァシュロン・コンスタンタンのダイヤモンドは、原産地と採掘条件に関する厳しい要件を満たしています。

メゾンが購入するダイヤモンドはすべて、キンバリー・プロセスに基づく、ワールド・ダイヤモンド・カウンシルの保証システムに準拠しています。これにより、ダイヤモンドが合法的な供給源から入手されたものであり、紛争の資金源とは無関係であり、国連決議に準拠していることが保証されます。キンバリー・プロセスは、紛争ダイヤモンドの流通量を減らすことを目的として、2000年に各国政府、世界のダイヤモンド業界、市民組織が共同で立ち上げた制度です。

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ヴァシュロン・コンスタンタンの「責任ある購買憲章」には、メゾンの調達に適用される環境および社会的な要件がまとめられています。

ヴァシュロン・コンスタンタンは、企業に適用される認証(ISO 14001、ISO 26000、SBTi、CDP、SA8000など)や、特定の原材料に特化したラベル認証を取得した素材の供給を推進しています。

例えば、木材や紙製品はすべてFSC認証品でなければなりません。また、レザーは、LWGおよびICFAの認証を受けたサプライヤーから購入しています。 天然繊維は、オーガニック栽培され、オーガニックテキスタイル世界基準(GOTS)またはレスポンシブル・ウール・スタンダード(RWS)の認証を受けているものでなければならないとしています。

ジュネーブにあるヴァシュロン・コンスタンタンのコーポレートオフィスの建物

ローカルパートナーのエコシステム

 

ヴァシュロン・コンスタンタンは、スイスにある自社マニュファクチュールの近くにあるさまざまなパートナー企業やサプライヤーに支えられています。

メゾンには、素材、部品、ケース、文字盤などの地元経済を支えるサプライヤーと取引を続けてきたという長い伝統があり、そのほとんどが数世代にわたってメゾンを支えてきてくれたサプライヤーです。 私たちは、こうしたサプライヤーの優れたノウハウや専門知識を頼りにできることを誇りに思っています。

ヴァシュロン・コンスタンタンは、定期的にパートナーの製造現場を視察することで、彼らとの継続的な対話を維持することに特に注意を払っています。ヴァシュロン・コンスタンタンと直接取引を行うサプライヤーはすべて、責任ある調達原則、労働条件および人権、環境コンプライアンス、ガバナンスを規定するメゾンの「行動規範」に署名しています。

ヴァシュロン・コンスタンタンはまた、サプライヤーの事業プロジェクトや持続可能な開発への取り組みも支援しています。また、継続的改善への重点的な取り組みの一環として、2年ごとにサプライヤーをヴァシュロン・コンスタンタンに招待し、特別なイベントも開催しています。

リシュモンのSCOCの詳細はこちら

認証、規格、ラベルの多様性や複雑性を十分に認識した上で、ヴァシュロン・コンスタンタンは、最も関連性が高いと考える基準をサプライヤーやパートナーと共有することで、こうした認証の優先順位付けを行っています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの「責任ある購買憲章」は、すべてのサプライヤーおよびパートナーに配布されています。

これは、リシュモングループの各種ポリシーに沿ったものであり、こうしたポリシーがその基礎となっています。

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ヴァシュロン・コンスタンタン本社のソーラーパネルに焦点を当てた空からの眺め。

気候および生態系に対する影響を可能な限り軽減

 

ヴァシュロン・コンスタンタンは、時計製造が気候や生態系に与える可能性のある影響を最小限に抑えながら、何年も使い続けられる時計を提供したいという願望に導かれています。

こうした影響を理解し、適切に管理するために、メゾンはSBTiイニシアティブに参加し、温室効果ガス排出量の測定と削減を最優先事項として取り組んでいます。

毎年、メゾンは、スコープ1-2-3のCO2eq排出量を算出し、その数値はリシュモングループの年間カーボンフットプリントにまとめられています。

メゾンの削減目標は、2030年に向けたリシュモングループの計画に沿ったものであり、2021年にはScience Based Targetsイニシアティブ(SBTi)による検証を受けています。

  • スコープ1-2の排出量を絶対値で46%削減

  • 購入した商品やサービス、出張によるスコープ3排出量を、生み出された付加価値1ドルあたり55%削減

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ヴァシュロン・コンスタンタンは、購入した商品やサービス、メディア活動、イベントといった主要カテゴリーでのCO2排出量をより正確に測定することを目指して、カーボンデータの品質向上に取り組んでいます。

ヴァシュロン・コンスタンタンの当初の取り組みは、2023年以来ジュネーブで毎年開催されるようになった時計見本市Watches & WondersのメゾンのブースがISO 20121の認証を取得したことによってすでに認められています。

ヴァシュロン・コンスタンタンには、持ち運びが容易で、実用的、さらにさまざまなニーズに対応できる多目的時計収納セットがあります。

植物由来の素材を活用することで軽量化されたこのフルセットは、パッケージをパーソナライズすることも可能です。

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自分たちが残す直接的なフットプリントに対するヴァシュロン・コンスタンタンの当初のプロジェクトは、ジュラ山脈自然保護区内のヴァレ・ド・ジューにあるメゾンのマニュファクチュールの近くで実施されていました。この施設は、周囲の生物多様性を守るメゾンの活動が認められ、2019年にフォンダシオン・ナチュール・エ・エコノミの認証を受けています。

メゾンの従業員も、この地域の生物多様性を促進するため、他のプロジェクトに取り組んでいます。

  • 5つの養蜂箱の設置と従業員のための養蜂ワークショップ

  • この地域の草原に巣を作る、保護対象の固有種であるマミジロノビタキを保護するキャンペーン

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