ヴィンテージの世界を堪能
時計愛好家たちは現在、希少なヴィンテージ・ウォッチを所有するという最大の目標を実現できるようになりました。ヘリテージ部門によって厳選され、マニュファクチュールで決められた過程を経て修復された、20世紀全般に及ぶヴァシュロン・コンスタンタンのウォッチは、「レ・コレクショナー」と名付けられたコレクションの一部を成すものです。


比類なきコンセプト
懐中時計や腕時計を問わず、これらのヴィンテージ・ウォッチの収集に取り組むことの目的は、ヴァシュロン・コンスタンタンが長年にわたり世に送り出した代表的な時計の一覧を作成することにあります。そのために、オークションルームや個人とのコンタクトなど、あらゆるルートを利用しますが、そのアイテムが「レ・コレクショナー」に組み込まれるべきモデルであるかどうかを見極めるには、専門的な見識とディテールに対する注意深さが重要になります。修復後、この特別なコレクションの時計は鑑定書と2年間の保証書を付けて販売されます。このような販売方式は、時計産業の世界では他に類がありません。

過去と現在のつながり
メゾンでは、「レ・コレクショナー」に専門技術と伝統という2つの極めて重要な価値を付属させています。260年以上も存続するうちに、ヴァシュロン・コンスタンタンは、時計の分野で自社の膨大なアーカイブを蓄積してきました。これによって、それぞれの時計の歴史をたどることができ、そのすべての特徴を正確に再現することができるのです。創業以来一度も途切れずに時計づくりを続けてきた現在のマニュファクチュールはまた、年代を問わず工房から世に送り出されたすべての時計に対応でき、必要に応じて修復も可能です。メゾンのエキスパートたちは、このようなヴィンテージ・ウォッチを扱うのに最適なあらゆる専門知識や技術をもっています。


修復
「レ・コレクショナー」として分類する前に、1910~1930年代のポケットウォッチおよび1970年以前のリストウォッチは、専門家による2段階の検査を受ける必要があります。何よりまずはじめは、歴史的な検証です。メゾンのアーカイブに照らし合わせて真正品であることを確認します。アーカイブはシリアルナンバーによってボックスやムーブメントが分類されます。次は、技術的な調査です。単純なクリーニングから修復まで、どの程度まで時計に手を加える必要があるかを見極めるために行いますが、あくまでも基本方針は、できる限り時計をオリジナルの状態に保つことです。必要な場合は、ヴァシュロン・コンスタンタンに保存されている膨大な補修部品や昔ながらの方法を用い自社の中で同じ形の部品を作り修復します。

特別イベント
年間を通じて、ヴァシュロン・コンスタンタンのさまざまなブティックでは、特別な歴史的モデルに関連するテーマ別のイベントや展示を行っています。これにより、知識豊富な専門家や教養ある時計愛好家の方々がレ・コレクショナーを目にしていただくことで、これらの希少なモデルの歴史を伝えています。完璧な作動状態にある、これらヴァシュロン・コンスタンタンのヴィンテージ・ウォッチは、新たな人生への準備が整っています。選ばれたごくわずかな人だけが、これらを所有する幸運を手にするのです...